SGFT065 HEAVY AGED BLACK
SGFT020等で使われるヘビーウエストインディゴ染8番天竺
この際、ブラックも一緒に出したのだが、同じ規格ながら、インディゴ染の糸と硫化ブラックの糸では風合いに差があり
ブラックのほうがやや柔らかく仕上がり、着込んでいくとブラックのほうがヘタリやすかった。
いまだに着込んでもしっかりと生地感が残るのはインディゴのほう。
このインディゴと同じ生地感でブラックを作ろうとしたがどうしても同じ風合いにはできなかった。
ブラックTシャツの構想はあったがずっと作れないでいたのはどうしてもよい生地がみつからなかったから。
「このインディゴ天竺がそのままブラックであれば一番良いのだが…」
そう思っていたある日
ボトムの泥製品染めとして本生産を出すときに
たまたま一枚残っていたSGFT045 HEAVY AGED RAGLAN
「これも染めてみたら面白いかも」
ボトムの泥染めと一緒にインディゴラグランも染めてみた。
あがってくると、泥染めによる適度な硬さがでてしっかりとした風合い
「これは良い!」
いくつか染を試す上で
泥染めでも茶色い色目を消すために、泥染めと草木染を組み合わせ、焙煎材も変更し
より黒味を増した仕上がりに。
下記のような深みのある色味が完成した。
下地のインディゴは芯としては残るが、黒で染めきっているので
どちらかというと、泥染めとインディゴの微妙な黒の隠し味的な要素。
これをショートスリーブに落とし込んでく。