SGF401 HEAVY WORK TROUSERS
リニューアル3
当初は秋田で縫っていた。
その工場の社長はとても熱のある方だった。
「面白い!やってみよう!」から縫製を親身になって考えてくれる方だった。
今でも丁寧にしっかりと縫い上げる技術は日本で一番だと私は思っている。
縫製業界は毎年のごとく倒産廃業が続いており、縫製工場はまじめにやっていても続けていけない構造になりつつある。
その流れは同様にデニム縫製工場にも起きており
この工場もその流れの中、廃業せざるを得なくなった。
その大変な状況の中、ようやく探し当てた井原の工場。
この工場の社長は自分の縫製工場の縫製技術に「この縫いは他ではできない!」と良い意味でのプライドを持った方だった。
この難しいアイテムに対しても逆に熱を持って仕上げてくれる方だった。
しかしながら、この工場も慢性的な人手不足の中、廃業。
この間、8年。
縫製工場にとって逆風が吹き続けてきた8年だったといえる。
次回続きます。