2019/12

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先日、ヨーロッパのプレミアムデニムの大半の生地を作っている紡績会社の方と話す機会があった。

日本とは違うデニム事情が面白かったのでご紹介。


ヨーロッパのデニムといえばイタリア。
この会社では、ディー○ル、リプ○イ、G−ス○ー等、ヨーロッパ系の有名ブランドに生地を供給しているのだが、これらのブランドの一番価格帯の高いラインはイタリアデニム、イタリア生産が多いらしい。

それよりもグレードの落ちるラインではトルコ生地トルコ生産及び中国生産。

さらに落ちるラインではインド生地。


日本となると
グレードの高いゾーンでは日本生地日本生産。

そして、グレードの低いゾーンでは中国生地中国生産。
中国でも南(広州)と北(上海、青島)でクオリティーが違い、南の方がグレードは高め。

さらにグレードの低いゾーンは東南アジアで生産する。


ヨーロッパも日本も同じだが、より安くデニムを作ろうとした結果、ヨーロッパは東へ、日本は西へ。
まるでデニムでつなぐシルクロードのように現在では中国でクロスオーバーしている。

いずれは中国でも安いものが作れなくなって近い将来、東南アジア、下手したらアフリカ等で作ることにもなりそうだ。


生地自体は、実際の市場をみてもそうだが、アメリカからの流れを色濃く残している日本に比べて、ヨーロッパはもっと幅広くデニムを捉えているように感じる。

サージドニームの言葉のとおり、ニーム地方のサージ生地がアメリカに渡りデニムができたように、ヨーロッパでは綾織サージの延長線上の考え方が多いのかもしれないし、フロンティアスピリットを持つアメリカと長い歴史を持つヨーロッパの差かもしれない。

そんなことを考えると、私には何の関係も無いのだがなんだかワクワクする。

ためになる一日でした。



話は変わるが、下記は工場でジーンズを縫っていくラインに欠かせない縫製途中のジーンズを置いていく台。




興味の無い人にはゴミ以外の何者でもないのだが、20年以上は前のレアもの。
ゴミとして捨てられそうになっているところをもらいました。
私がジーンズに携わるずっと以前から使われていた台。
先輩です。

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